分割ALU命令を用いたブロック・マッチング演算方式

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概要

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分割 ALU 方式の命令を持つマイクロプロセッサにおけるブロック・マッチング演算方式を検討したので報告する。 MPEG などの動画像符号化では、動きベクトル探索は全体の演算量の半分以上を占める。近年、SIMD(分割ALU)命令を迫加してマルチメディア処理能力を強化したプロセッサが登場し、動きベクトル探索の高速化のために8画素分のブロック・マッチング処理を1命令で実行するものもある。しかし、画像データのロード位置はワード境界でアラインされるため、ワード境界からずれた位置のブロックのマッチング計算をするには、ワード・データのアライメント処理というオーバーヘッドが必然的に生じてしまう。今回、このような問題を回避する、部分ブロック・マッチング命令とそれを用いた演算方式を検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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