システムULSIの将来動向
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概要
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1947年におけるトランジスタの誕生から半世紀, 1970年代初頭におけるLSIの誕生から約4半世紀が経過し, 今や1千万個を超える素子を搭載したマイクロプロセッサが実現される状況にあり、論理デバイスにおいてもULSI時代を迎えている。LSIはその誕生以来, 集積度や性能の目ざましい進展を背景に, 「産業の米」としてエレクトロニクス機器の価格/性能比の向上, 小型化, 高信頼性化に大きく貢献してきたことは良く知られるところである。 一方, 文字・図形、音声、オーディオ、画像といったマルチメディア情報を必要に応じて組み合わせ, これらをネットワークを介してやりとりすることによって, 図1に例を示すような多様なサービスが創出されることが予想され、これらは我々のライフスタイル、ビジネススタイルの変革、多様化を持たらすものとして期待が大きい。しかし、これらのサービスを現実のものとするためには「ユーザから見て適切な価格を実現すること」が最も重要な要件の一つである。この意味でマルチメディア社会の実現に向けて半導体デバイスの果たす役割は極めて大きい。 このような動きの中で、システム固有の機能を搭載したSOC(System-on-a-Chip)あるいはシステムULSIの重要性が益々高くなっている。以下その将来動向を概観したい。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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