多段共振型光変調器用ミリ波・光波遅延整合分波器の提案及び設計

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概要

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ミリ波帯光変調器はミリ波・光リンクを実現する上で不可欠なデバイスの1つである。狭帯域動作する場合、低変調電圧・高変調効率の共振型光変調器が提案されており、図1に示すような多段型構成も報告されている。一列に多段変調器素子を配置した場合、最大変調を得るため、各変調素子を通過する光波と変調波のミリ波との間に時間遅延を整合する必要がある。実際の構成では、ミリ波分波器の伝送線路を折れ曲げたりして必要な遅延を実現している。しかし、ミリ波帯におけるこのような折れ曲がりは大きな不連続性をもたらす可能性があり、その上、構造の対称性を壊すため、不連続性等の影響で、設計通りの遅延を得ることが難しいと思われる。ここで、我々はシンプルな対称構造を持ち、製作後も遅延調整が可能な新しいミリ波分波器を提案し、その設計原理と設計例を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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