特異摂動法に基づく結合モード理論の計算法

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概要

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従来の結合モード理論は、電磁界を非摂動モード電磁界の重ね合せで表現するため、本質的に1次のオーダの精度しか望むことが出来ない。そのため、近接した導波路間結合などの強結合問題に適用すると、誤差がかなり大きくなってしまう。導波路間結合を利用した光方向性結合器等では、結合長が結合係数に反比例するため、光集積回路等への応用を考えると、今後強結合問題を扱う必要が増してくると予想される。強結合問題を解析的に扱うためには高次の精度を実現する理論が必要であるが、このような理論として特異摂動法に基づく結合モード理論が提案されでいる。しかし、この理論では高次になるほど扱う解析式が複雑になり、実際に高次の解析を行うのは容易ではない。ここではこの理論の計算を簡便化する方法について考察する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-08-13

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