光波ネットワークに向けた光周波数供給装置の検討
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概要
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高速・広帯域なマルチメディア通信サービスを実現するために、光の時間・周波数・空間の処理能力を一層向上させることが必要になってくる。最近では、光増幅器、外部変調器、コヒーレント通信技術などの進歩により、高度な光波通信システム実現の可能性が高まってきた。ここでは、数百以上の光キャリヤを扱う将来の光通信システムを想定し、その実現の要となる多数の光周波数発生および制御法について検討する。本稿では、はじめに光周波数供給装置(lightwave frequency supply module:LSM)を用いた光通信システム構成を提案し、次に光周波数供給装置の構成と特性を述べる。ここで提案する光周波数供給装置は、従来のアナログFDM多重伝送システムにおける搬送電流供給装置(CS)や、時分割ディジタル多重伝送システムのディジタルクロック供給装置(DCS)やSDH伝送用に周波数安定度を向上させたクロック供給装置(clock supply module:CSM)と同様に、将来の光波通信システムにおいて重要性が高まってくると考えられる。
- 1994-09-26
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