2.5Gb/s,1200Km,4波コヒーレントWDM方式伝送実験
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概要
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将来の光通信ネットワーク構築のための魅力的な手段として、波長多重(WDM)光通信方式が注目されており、IM-DD方式、コヒーレント方式を用いた長距離伝送実験が行なわれている。IM-DD/WDM方式は、比較的簡単にシステムが構成できる反面、キャリア間波長間隔を比較的広く設定する必要があるため、光増幅器が多段に接続されるシステムにおいては、光増幅器の有する波長対利得特性の不平坦性の累積による各キャリア間の信号対雑音比のばらつきが問題となる。しかしながらコヒーレント/WDM方式を用いれば、キャリア間波長間隔をIM-DD方式に比べ約1/10程度に狭めることが可能となるため、上記不平坦性の影響を軽減することができる可能性がある。そこで本稿では周回実験系を用いて長距離コヒーレントWDM方式伝送実験を行ない、上記可能性の確認を行なった。また、四波混合光によるシステムの伝送特性劣化を軽減する方法として、キャリアの不等周波数間隔配置の検討も行なった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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