誤り回復の動的切替方式の検討
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概要
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リモートプロシジャーコールのような会話型データ系アプリケーションでは、パケットが廃棄されてもできる限り短い遅延時間で信頼性の高い(reliable)データ転送サービスが通信システムに要求される。誤り回復は、信頼性の高いデータ転送サービスを提供するための重要な機能である。この実現方式として、go-back-N(GB)方式と選択再送(SR:Selective repeat)方式があり、それぞれ遅延時間において適用域があることが知られている。従来の通信システムの誤り回復方式は、固定的に実装されている。本稿では、パケット廃棄率がある閾値を越えた時、誤り回復方式をGB方式からSR方式に動的に切替えることにより、パケット廃棄率が増加してもできる限り短い平均遅延時間で信頼性の高いデータ転送を実現する通信システムを提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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