ATM網によるパケット中継の一考察

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概要

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X.25、低速FRのようにスループットが低く、ATM-VC内で多重して中継を行なうことが必須のプロトコルでは、各プロトコル処理装置ごとにルーティング論理を持つことになる。しかし、一般にルーティングを行なう際にはプロトコル処理装置に様々なデータが必要とされ、運用上で頻繁に変更されることが多い。これらのプロトコルをATM網内に用意されている論理を使用してルーティングすらことがができれば個々のプロトコルでは独自のルーティング論理を用意する必要がなく、保守、運用上の稼働を削減することができる。そこで、本稿では着番号から着プロトコル処理装置を算出し、発呼要求を行なうまでの処理をATM網内のルーティング論理を使用して行なうことについて検討する。その際、各プロトコルで使用している番号とATM網内で使用している番号はE.164のように同一体系であることを前提とする。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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