リアルタイムOS評価のための正規化プログラムの提案について
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概要
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著者らは,標準リアルタイムOS検討の一環として,ベンチマークプログラムを用いたリアルタイムOS評価方式を提案している.本ベンチマークはOSの提供するシステムコールの処理時間を,各種のOS資源多重環境で測定することが可能である.これらの測定データからなる処理時間ベクタとアプリケーションの使用するシステムコールの頻度を表すベクタの内積を求めることにより評価対象OSの当該アプリケーションにおける性能を推定する.ここで,異なったプロセッサ上のOS間で,OSのインプリメント差による性能比較を行うためには,上記測定データに対して,プロセッサ性能やコンパイラの最適化機能の正規化を行った上で比較することが必要である.本稿では,OS処理の内容に着目した正規化プログラムを提案し,これがOS間での正規化に適したものであることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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