サイバーモールにおける音声メディアの役割と課題
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概要
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インターネットの世界的発展と日本における急激な普及を契機に、この世界的なネットワークを利用してビジネスチャンスを模索しようという動きが活発になっている。企業はインターネット上にホームページを開設し、さまざまな試みで事業化を模索している。その代表的アプリケーションが電子ショッピングである。これらの動きは来るべきマルチメディア社会に向けて企業が新たな事業展開を検討していることを示している。しかし現時点での各社のホームページ開設の実情は競合企業への横並び意識と時代に乗り遅れてはいけないという強迫観念が先行しており、実際に電子ショッピングを開設した企業も「試し」で行っているものがほとんどである。技術面で課金などセキュリティーに対して課題が残されているのも事実であるが、今の企業姿勢では事業化を念頭に置いた生活者(ユーザー)のための魅力的なサービスを提供する事は難しい。逆に言えばバーチャル環境を活かした真に生活者のためのサービスが提供できれば大きなビジネスチャンスになると言う事もできる。一方インターネット以外のマルチメディアネットワークとして期待されているものにCATVがある。CATV網を利用した電子ショッピングも一部では開始されているが、加入者数の問題やショッピングオペレーション上の問題から大きなビジネスには至っていない。本稿は、ネットワーク上で行われる電子ショッピングの将来的な姿をマーケティングと事業化の観点から検討し具体的な形として提案した。また電子ショッピングが発展するための課題や要件を具体的な利用シーンの分析・検討から行い、特に音声メディアがどの様に使われ、どの様な役割を果たすのかを明らかにした。また電子ショッピングが他のネットワークと比べATM上に構築された場合の優位点を検討した。
- 1996-09-18
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