局間のフレーム相互同期における制御時間差の影響について
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概要
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時分割方式の移動通信においてチャネル使用効率を上げることを目的として,基地局間のフレーム同期をとる方法が幾つか提案されている.その一つに同期の基準となる相手を周囲の複数の基地局に自律的に選ぶ方式がある.この方式は相互同期網に分類できる.相互同期では同期モードが複数存在し,系統周波数が網内の遅延等の係数によって変化する.移動通信網の基地局はお互いにフレーム同期を取るとともに,有線網(ISDN網)とクロック同期を取らねばならない.従って,一定の時間帯に相互同期により基地局間のフレーム同期を取った後,各基地局はISDN網に同期したクロックで動作するように切り替えなければならない.この切り替え時間の差によって,フレーム同期に誤差が生じる.ここでは,それを評価する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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