マルチキャリヤ伝送方式における適応電力制御

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概要

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大容量かつ高速なデータ伝送では、多重波伝搬路による周波数選択性フェージングの影響を受けやすく、通信品質が劣化する。そこで高速なデータ列を多数のキャリヤに並列に分配し、各キャリヤで低速な通信を行うことにより周波数選択性フェージングの影響を軽減するマルチキャリヤ伝送方式が知られている。各キャリヤは伝送路の特性により、それぞれ異なった受信電力で受信される。受信電力の小さなキャリヤでは誤りが増大し全体の通信品質を劣化させる。そこで本論文では、マルチキャリヤ伝送方式において、誤り率の理論式から全体の誤り率が最小となる送信電力の配分を求め、各キャリヤの送信電力を適応制御する方式を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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