2次元周期的時変ディジタルフィルタに関する一考察
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概要
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2次元ディジタルフィルタは、画像などの2次元データをフィルタリングする際に極めて有用で、その設計法に関する多くの研究結果があるが、そのほとんどが時不変フィルタに関するものである。本稿では、2次元分母分離形IIR周期的時変ディジタルフィルタについて論じている。ここでは簡単のため対象とする2次元フィルタを式(1),(2)の差分方程式で表される形式に限定する。まず、本フィルタへの入力信号が(-π/2〜π/2)×(-π/2〜π/2)に帯域制限されていると仮定するとその伝達関数は(2,2)次/(4,4)次の伝達関数で表現でき、その伝達関数を用いて安定性の判別が容易に行なえることを示す。最後に応用例として、円対象のフィルタを設計する際に提案手法が従来の分母分雑形デイジタルフイルタより有効であることを示す。
- 1996-09-18
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