複合命令によるDP演算の高速化
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概要
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音声認識処理を行う上で登録されている音声の特徴パラメータと、入力音声の特徴バラメー久の非線型な時間伸縮を吸収するDPマッチング処理は非常に重要な技術である。しかし、DPマッチングは、入力音声の特徴パラメータの時系列データと標準パタンの特徴パラメータの時系列データとで構成される2次元平面内に存在する各格子点において、格子点に対応するそれぞれのパラメータの距離を求めなければならないので多くの処理ステップ数を消費する。音声認識処理ステップ数のプロファイリングの結果、マッチング処理の中の格子点における演算量はパタンマッチング処理全体の約90%、格子点における演算に含まれるユークリッド距離演算量はパタンマッチング処理全体の約78%を占めている事が分かった。そこで、格子点における演算ステップ数を削減することが出来るハードウェアアーキテクチャについて考える。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18