亀裂および節理系岩盤の進行性破壊の解析に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Rock mass usually have cracks and joints, and can be considered anisotropic. Many numerical and experimental studies have been made on the mechanical properties. However the method of numerical analysis which can fully express the behaviour of such anisotropic rock mass with such discontinuities has not yet been developed. Recently the necessity of large scale excurvations and consequently establishment of an effective method of analysis is considered urgent to clarify the mechanical properties of jointed and cracked rock media. This paper is based on the "right body spring models" proposed by Kawai, in which the elements themselves are assumed to be rigid and they are connected by two types of springs distributed over their interfase boundaries. Using the Mohr-Coulomb's failure criterion and considering the effect of contact as well as separation on the two points of interface boundaries of each elements, the perfect elasto-plastic analysis was carried out basing on the initial stress method. In this paper the following results were obtained. (1) Homogeneous and anisotropic mechanical characteristics of materials can be obtained by random or anisotropic discretization. (2) In some cases of cracked rock masses, the crack propagates by slow stable fracture, while such as in splitting tensile test, it causes an instantaneous unstable fracture. This two modes of fracture are verified by numerical analysis. (3) Fracture pattern results for joined rock are good agreement with experimental and numerical results.
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1987-09-25
著者
-
川井 忠彦
東京理科大学工学部
-
川井 忠彦
東京大学
-
浜島 良吉
埼玉大 工
-
浜島 良吉
埼大工
-
浜島 良吉
埼玉大学工学部建設工学科
-
山田 俊雄
埼玉大学 工学部
-
草深 守人
間組技術研究所
-
山田 俊雄
非線形力学研究所
-
山下 清明
法政大学工学部
-
山下 清明
法政大 工
-
浜島 良吉
埼玉大学工学部
-
川井 忠彦
東京理科大学
関連論文
- 咀嚼運動に対する筋力の推定法
- 水力発電所地下空洞の掘削に伴う岩盤亀裂調査とその定量化
- 研究速報 : 鉄筋コンクリート構造物の離散化極限解析(その3) : せん断壁の解析
- 調査報告 : 鉄筋コンクリート構造物の離散化極限解析(その2) : ディープビームの解析
- 研究速報 : 鉄筋コンクリート構造物の離散化極限解析(その1) : 鉄筋コンクリート剛体要素の定式化
- 不連続体解析と地殻変動解析への応用 (総特集 地震発生の基礎法則と物理モデル--地震発生の場と物理過程(1))
- 平板の幾何学的非線形問題の一解法(I)
- 研究速報 : エネルギ法とマトリックス法の併用による複雑な弾性平板の座屈問題解析の一手法について
- 顎関節の接触圧解析システムの開発
- 統一エネルギー原理研究に関する二、三の話題
- 3 固体力学の現状と問題(応用数理「春の学校」)
- 413 統一エネルギ原理のノードレス要素法への応用
- 412 ノードレス法によるイレギュラーメッシュの解析
- 新しい離散化解析法とその応用
- ノードレスハイブリッド要素を用いた連続体の位相最適化
- 世紀始め雑感
- 368 応力及び変位の連続性を考慮したノードレス法に関する研究(OS24-4 ノードレス法・応用)(OS24 メッシュレス/粒子法)
- 367 ノードレスハイブリッド要素の提案と位相最適化問題への適用(OS24-4 ノードレス法・応用)(OS24 メッシュレス/粒子法)
- 繊維直交方向荷重を受けるドリフトピン接合部の崩壊荷重(第2報)
- ハイブリッド型ペナルティ法による材料非線形解析法の開発
- 新しい離散化解析法の実用化に関する研究(V) : 無節点板曲げ Trefftz 要素に関する研究
- 地殻変動のモデル解析に関する一つの考察
- X線CTスキャナによる岩石内部亀裂の可視化
- 岩石内部亀裂系のフルカラー可視化法
- 三軸載荷試験のシミュレーション
- 不連続性岩盤における応力, 水, 熱の連成解析の定式化(連成解析)
- レプリカフィルムを用いた亀裂の可視化法について
- 応力によって生じた亀裂の3次元可視化技術について
- 積分形保存則に基づく不連続性岩盤の解析--応力,熱移動及び浸透流の連成解析
- 岩盤中に分布する中小規模亀裂面の定量評価手法(『土質工学会論文報告集』Vol. 27,No. 4(1987年12月発行)掲載論文の概要)
- 不規則波形を有する岩盤不連続部のせん断強度
- 岩盤中に分布する中小規模亀裂面の定量評価手法
- 亀裂および節理系岩盤の進行性破壊の解析に関する研究
- 強異方性を有する節理系岩盤の応力伝達機構
- 節理系岩盤の離散化解析について
- 岩の性質
- 1564 長野県西部地震による御岳大崩壊の剛体・ばねモデルによる解析(長野県西部地震)
- 研究速報 : 有限回転変位を考慮した2次元剛体・ばねモデルの定式化(その2) : 動的問題
- 研究速報 : 有限回転変位を考慮した2次元剛体・ばねモデルの定式化(その1) : 静的問題
- 研究速報 : 新離散化モデルによる粘塑性地盤上の梁の解析
- 研究速報 : 新離散化モデルによる粘弾性地盤上の梁の解析
- 剛体-ばねモデルによる矩形断面木材梁の曲げ強さ(第2報)破壊原因がせん断破損の場合
- Voronoi 分割を用いた板曲げ問題の離散化極限解析
- 剛体-ばねモデルによる矩形断面木材梁の曲げ強さ(第1報) 破壊原因が引張り破損の場合
- 雪崩の運動走路と広がり幅のシミュレーション
- 繊維直交方向荷重を受けるドリフトピン接合部の崩壊荷重
- ファジィ推論による雪崩危険度の判定法
- 矩形切欠きを持つ木材梁の初期クラック発生荷重
- 地下のマグマ貫入による地表沈降現象 : 日本火山学会1987年度春季大会
- A50 地下のマグマ貫入による地表沈降現象
- 薄肉構造の離散化極限解析 : その2 : 一般シェル構造解析のための平板剛体要素モデル
- 薄肉構造の離散化極限解析 : その1 : 曲面剛体要素モデルの誘導とその応用
- 曲面剛体要素モデルによる円筒殼の離散化極限解析 : その2・塑性解析結果について
- 曲面剛体要素モデルによる円筒殼の離散化極限解析 : その1・定式化と弾性解析結果について
- 新しい離散化解析法の実用化に関する研究(2)メッシュ分割問題を中心として
- 画像処理を用いた節理性岩盤の調査・解析システム
- 平板の曲げ振動および座屈問題に対するエネルギ法の一般的適用法について(III)
- 平板の曲げ振動および座屈問題に対するエネルギー法の一般的適用法について(III) : 複雑な平板座屈問題解法の一手法
- 要素変形を考慮した不連続体解析による応力伝達,変形,破壊強度解析
- 亀裂進展における材料の動的力学特性に関する考察
- 3次元不連続性岩盤の熱と応力の連性解析
- 円筒柱形ラ-ロン隅角部における応力集中について
- 平板と薄肉円筒シェルとの接合部における応力集中とその解析
- 円筒柱形ラ-メン隅角部の応力集中に関する実験的研究
- 122 無節点有限要素法による 3 次元弾性解析
- 108 板曲げの固有振動問題の無節点有限要素解析
- 新しい離散化解析法の実用化に関する研究(IV) : 無節点板曲げ要素に関する研究
- 新しい離散化解析法の実用化に関する研究(III) : 板曲げ問題の計算機支援解析解の研究
- 積分形保存則に基づく不連続性岩盤の解析 : 応力, 熱移動及び浸透流の連成解析
- 新しい離散化モデルによる軸対称問題の解析 : 構造系
- 新しい離散化モデルによる軸対称問題の解析
- 第18回「土木学会映画・ビデオコンクール」の報告
- 任意静荷重が作用する場合の薄肉円筒シェルの一解析法
- 任意形状の平板とパイプとの接合問題について--解析解と有限要素解との接合法
- 東京理科大学 計算科学フロンティア研究センター
- 計算力学の創生と発展 (計算力学の進展) -- (総論)
- 創刊準備号に寄せて
- "落穂拾い"雑感
- 最近のシミュレーション技術
- 学会誌「シミュレーション」10周年特集号に寄せて
- 鷲津久一郎先生の思い出
- 会長に就任して : 技術のBREAKDOWNからBREAKTHROUGHへ
- 電子工学と計算機シミュレ-ション
- 有限要素法が機械工学にもたらしたもの : 有限要素法から計算力学、そして計算機支援工学への発展 : 機械技術の発達においてブレイクスルーとなった技術
- 計算力学と技術者像
- VORONOI NETによる岩盤有限要素モデルの形成
- 岩盤亀裂のフラクタル表示
- 新離散化モデルによる地盤基礎の極限解析-1-引っ張りに抵抗しない材料の解析