沖縄県津堅島における集水井を利用した淡水レンズからの地下水開発
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概要
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沖縄県津堅島の中央部には, 空隙の多い更新世の琉球石灰岩を帯水層とする淡水レンズが賦存され, その体積を97@, 000m^3程度と見積った.この淡水レンズから塩水の浸入を回避しつつ地下水(淡水)を取水するために, 深度14m(坑底標高=-2m)の立坑(φ3.5m)および延長25m, 4本の集水横孔からなる集水井方式の取水施設を設置し, 31日間連続取水試験を行った.その結果, 近接する地点での管井(φ150mm, l=27m)と比較して3.4倍に相当する7@, 000m^3の地下水(淡水)を取水することができた.
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1998-08-10
著者
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