標準曲線を用いた粒度分布の推定法
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概要
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一般に, 礫岩や地下深所に分布する礫層などの粒度分析は, 岩石断面やボーリング試料を用いて行われる.しかし, これらの方法で求まる粒度分布は, 任意の断面や直線上に現れた見掛けの粒度分布であり, 本来の粒度分布とは異なる.したがって, 見掛けの粒度分布から本来の粒度分布をいかに推定するかが問題となる.本研究では, ある仮定条件の下で, 任意の直線によって貫かれた粒子群の累積切片長確率分布関数を確率論的に誘導した.その結果をもとに, 標準的な切片粒度の分布曲線を作成し, これらの曲線を用いた粒度分布の推定法を示した.さらに, この粒度分布推定法の適用性を人工礫岩により検証した.
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1998-10-10
著者
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