比抵抗地盤計測結果再構成における電極配列効果の評価 : (<特集>地盤計測結果の応用地質学的評価)

概要

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地球資源高度利用分野の資源環境システム<1)>におけるモニタリング<5),6)>をはじめ、土木建設、エンジニアリング分野では、計画・設計および施工段階で必要に応じて計測し、その結果を予測・設計・施工に反映させる方が望ましい<1),17),18),22)>。各種の地盤計測の中で地盤の電気的性質を測定する垂直あるいは水平方式などの比抵抗電気探査法<10),14),15),22)>も、そのうちわずかであるが一つの支援を行っている。近年の比低抗法高密度電気探査は、新しい計測機器と新しい解析技術を用いて比低抗地盤計測データから地下の比低抗構造の現実的な再構成を行う手法として、かなり実用的なものとなっている。さて、既存技術・研究のレビュー<1)〜10)>としては以下のことを踏まえている。すなわち、比低抗地盤計測データの解析、解釈および応用地質学的評価において、さらに基礎的検討を進めておかねばならない一つの要素研究として、解析結果における電極配列効果や地下構造の性状、例えば基礎的な問題の一つ、層構造や亀裂の方向性、異方性などと電極配置探査特性<4),8),9)とその評価、がある。この電極配列効果が比低抗地盤計測結果に及ぼす度合は、極めてやさしい問題であるが、理論上からの地道な検討をもって熟知しておくべきと思われる。とりわけ、実用化されて普及するに当り.よく利用される2極法はじめ、ウェンナー電極配置等種々の電極配列<13)>による比抵抗地盤計測結果の逆解析比低抗画像や感度解析から、現実的な解析、解釈<21)>で大きく現れる電極配列効果について、検討しておくことは、電気探査専門分野の責務である。
1996-02-10

比抵抗地盤計測結果再構成における電極配列効果の評価 : (<特集>地盤計測結果の応用地質学的評価)

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