CMOSイメージセンサの最近の動向
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
CMOSイメージセンサの最近の動向について報告する.最近,特に高速度カメラ,広ダイナミックレンジカメラ.レンジイメージング等,CMOSの特徴を有効に利用した応用が急速に進んでいる.高速カメラでは1Mピクセルで毎秒1000frames/sのものが製品化されている.広ダイナミックレンジ化のための様々な手法が提案されており,その中で対数応答を利用したデバイスは,溶接作業の観察等の応用で実用化されている.レンジイメージングについても,光切断法,TOF(time of flight)法,ステレオ視法により,リアルタイムに距離画像を得るためのCMOSイメージセンサが開発されてきている.また,高画質化のための改善も進み,デバイス特性の改善と信号処理を有効に利用することでCCD並あるいは,それ以上の性能の実現も期待されている.これらの現状について報告するとともに,今後の動向についても触れる.
- 2002-09-19