直接サンプリング制御による適応周波数推定の精度改善
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は, 信号の時間成分を制御するディジタル信号処理の応用の一つとして, 雑音に埋もれた正弦波信号の周波数推定を検討している.これまで検討してきた手法は, 信号の時間成分, すなわちサンプリング周波数を間接的に制御しているので, 加算の計算量が多い問題点がある.本稿では, サンプリング周波数を直接制御して, こう配法に基づく計算量の少ない適応周波数推定法を提案する.これは, FIR形ノッチフィルタを用いて, その出力信号が零になるようにこう配法に基づいてサンプリング周波数を制御している.そして, IIR形バンドパスフィルタを用いて雑音成分を抑圧し, 推定精度の改善を図っている.シミュレーションにより, 推定精度の改善が図られ, 計算量が削減されていることを示している.
- 2001-10-18
論文 | ランダム
- 景気循環発生の一つの可能性
- 「平均的商品」と標準商品 : A.Medio の転化論について
- 価値・生産価格・資本の有機的構成
- 「利潤率の傾向的低下法則」の論証について
- 技術革新と市場構造 : J.A.Schumpeterの見解と実証分析について