心理学的脳モデルに基づく知能VLSI (<特集>メモリ・混載メモリ及びIC一般)

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概要

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現在のコンピュータの威力は凄まじいが、これは数値計算に特化した計算機械に過ぎない。複雑な流体力学の方程式を一気に解いて気象の予測ができても、われわれが日常茶飯事にやっている簡単な情報処理がとても難しい。ヒトのように柔軟に物事を捉え、いろいろ思い悩みながらもそれなりの解にたどり着く。一体こんなコンピュータができないだろうか。われわれは、ソフトウェアではなく、最先端のシリコンテクノロジを駆使してこの問題に挑戦する。われわれの日常の思考過程を省察し、そのエッセンスをデバイス・回路のレベルから取り入れた新たな集積回路システムを開発し、これによってヒトのようにしなやかな情報処理実現を目指している。心理学的脳モデルのコアエンジンとなる連想プロセッサ、連想プロセッサアーキテクチャに最適のアルゴリズム。これらをシリコンテクノロジが最も得意とするやり方で実現する研究を進めている。これらの現況について簡単に報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-04-05

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