スーパスカラRISCプロセッサ内蔵浮動小数点演算ユニットの論理方式

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概要

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本稿では、浮動小数点の加算と乗算を高速化するために開発した論理方式について報告する。加算については、正規化シフトと丸めの関係について分析を行い、3通りのシフトの場合にのみ丸めが起こりうることが分かった。これを利用して、丸めを加算及び正規化とオーバラップして処理する方式を開発した。乗算では、106桁の部分積加算結果を上位桁と下位桁に分け、上位桁の加算を下位からの桁上げが、0、1、2の3通り行ない、下位の部分積から桁上げと丸めによる桁上げで選択することにより、加算と丸めを一度に処理する方式を開発した。これらの方式を用いて、浮動小数点演算ユニットの設計を行った。0.5μmBiCMOSテクノロジを使用し、動作周波数200MHz(typical)、ラテンシ4を達成した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-09-16

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