探索状態被覆性に基づく探索空間削減の一手法
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概要
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GiraldiとBushnellによって,従来の手法とは異なった観点より探索空間を削減する,EST(Equivalent STate hashing)アルゴリズムが提案された.これは,過去に行われたテストパターン探索の経過および結果を探索履歴として記憶し,その履歴を用いることで無駄な探索を避け,探索空間を減らすものである.本論文では,ESTで新しく導入された探索状態等価性の概念を拡張した探索状態被覆性を新たに定義する.更に,探索状態被覆性に基づくDST(Dominant STate hashing)アルゴリズムを提案する.探索状態被覆性は,探索状態等価性に比べ更に探索空間を削減することが可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-25