状態遷移を考慮した新しいソフトウェア設計法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
リアルタイム系ソフトウェアの設計においては,状態遷移の把握が重要である.しかし,考慮すべき状態を列挙するための方法論の研究は十分に行われていない.与えられた要求に対し,考慮すベき状態を系統的に列挙するための方法論が必要である.考慮すべき状態を列挙するには,考慮すべき状態とはどのような状態であるか,どのような要因で状態の考慮が生じているか,の2点を明らかにする必要がある.本論文ではまず,ソフトウェア設計において考慮すべき状態とは「同じ入力に対し複数の応答があり得て,正しい応答を決定するためにソフトウェアの外部にある状態パラメータ以外のものが必要なとき,ソフトウェアが内部で導入する必要のある状態」であることを明確にする.次に,入出力関係に着目した場合,ソフトウェアの要求は階層構造をもっており,要求具体化にあたってその構造のもとで特定の選択肢を選択する際に状態の考慮が生じることを示す.この要求の構造は,設計過程で具体化された要求の論理的な構造を示しており,この構造に従って設計を進め,要求を具体化することによって,考慮すべき状態を系統的に列挙することが可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-05-25
著者
関連論文
- SF-057-2 患者状態適応型パス(PCAPS)を用いた,大腸癌診療俯瞰図の作成 : 地域連携モデルを考慮した次世代型パスシステム(大腸癌-2,サージカルフォーラム,第110回日本外科学会定期学術集会)
- 重回帰分析における変数選択に関する一考察
- ロ-220 腫瘍マーカーと日常検査項目分析値の多変量解析による肺癌スクリーニングの試み
- ニューロ予測・判別モデル構築における説明変数作成・選択の実用的手順 : 勘・経験と科学性の調和したデータマイニング手順確立を目指して
- QCサークル活動の本質(QCサークル活動のこれまでとこれから)
- ネオダマ時代のソフトウェア品質管理を考える(「クライアント/サーバにおけるソフトウェアの品質保証」)
- 5.ISO 9000-3のソフトウェア品質保証モデル (ソフトウェアプロセス)
- これからのTQCに求められるもの(TQC・TQMとは何か…"これまで"と"これから")
- 品質管理における実験計画法適用の現状と課題(実験計画法)
- 状態遷移を考慮した新しいソフトウェア設計法
- 学界から産業界へのメッセージ : ソフトウェア品質工学の構築を目指して(ソフトウェアの品質保証について)
- DP-046-7 気胸治療における患者状態適応型パスの試作とその有効性(第107回日本外科学会定期学術集会)
- (社)日本品質学会 第25回年次大会(「クライアント/サーバにおけるソフトウェアの品質保証」)
- 326 腫瘍マーカーと日常検査項目分析値の多変量解析による肺癌スクリーニングの試み そのII
- リハビリテーションにおける訓練計画設計モデル : 回復期におけるADL向上を目的としたリハビリテーション
- タイトル無し
- リハビリテーションにおける訓練計画設計モデル : 回復期におけるADL向上を目的としたリハビテーション