母体からの影響を考慮したソフトウェアコスト見積りモデルのAICによる構築
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ソフトウェア単価は(1)開発内容と(2)(開発ツールの豊富さ等)が決まれば,おおむね一定と考えられる.しかしながら,既存ソフトウェアの改造による開発では,改造母体とのインタフェースの確認稼動が大きくなり,改造部に限って言えば,全く新たに開発する場合に比べてソフトウェア単価は一般に高くなる.改造による開発の典型例である汎用オペレーティングシステムのシステム制御プログラムについて,改造母体の影響を考慮したソフトウェア単価の推定方法を検討した.ソフトウェア単価を(1)改造母体を手直しなしで使用する流用部,(2)一部修正して使用する改造部,(3)全く新たに作成する新規部,の各規模の大きさによって簡易に表現するモデルを検討した.各規模は互いに相関が高く,それによるモデルの精度の低下を防止するため,情報量規準AICを重回帰モデルに適用してコストドライバを決定する方法を述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-02-25
著者
関連論文
- ソフトウェア品質分類木の生成・評価方法
- 流用率と流用部・改造部間のインタフェースの複雑さによるソフトウェア保守品質評価方法
- ソフトウェア品質を評価する複雑さのメトリックスのプロジェクト非依存性の検証
- C言語ソフトウェア保守工程におけるHalsteadのソフトウェアサイエンス計測と障害密度との関係の分析
- モジュール相互間の関係複雑度に基づくソフトウェア品質評価モデル : ネストによる例題
- 判別効率によるソフトウェア品質判別モデルの評価方法
- 複雑さの尺度に基づく欠陥モジュールの判別方法
- 母体からの影響を考慮したソフトウェアコスト見積りモデルのAICによる構築
- ネットワ-クア-キテクチャ (情報ネットワ-ク特集) -- (情報ネットワ-クの基本技術)
- 応用向きプロトコルの複合制御方式の検討
- 高度通信処理制御パッケ-ジプロトタイプ
- 計算機システムの性能評価支援環境の高度化
- オブジェクト指向に基づく分散ソフト開発・管理支援環境
- ソフトウェア生産性評価システムの開発 (ソフトウェア開発環境高度化の展開)
- OSI--開放型システム間相互接続-1-OSIの基本概念
- INS 複合プロトコルの設計原則