上昇型プッシュダウン木オートマトンの一構成法
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概要
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W.C.Rounds[1]の提案した文脈自由木文法(CFTG)に対して, K.M.Schimpf and J.H.Gallier[2]はこれが生成する文脈自由木言語を葉から根の方向へと解析することによって受理する上昇型プッシュダウン木オートマトン(b-PDTA)の構成法を示している.しかしながら, ここで示されたb-PDTAは, CFTGの生成規則に変数消去が生じた場合, その動作が定義できないという点において不完全である.従って, 変数消去でその動作が定義できる新たなb-PDTAのモデル構成が必要となる.本論文では, このような観点に立ち, K.M.Schimpf and J.H.Gallier[2]の示したb-PDTAの拡張形である新たなb-PDTAのモデルの一構成法を示してある.なお, このモデルでは与えられたCFTGで変数消去かつ変数複製が生じた場合については考慮されていない.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-09-25
著者
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