グラフに基づくデータベースのための一格納構造
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概要
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本論文では,データがラベル付き有向グラフで表現されるデータベースのための格納構造を提案する.提案する格納構造では,ラベル付き有向グラフの点または枝のみに着目し,点(枝)集合を同一の点名(枝名)をもつ点(枝)の部分集合に分け,その各部分集合を指示するポインタ配列によりグラフを表現する.本論文では,性能と格納量の観点からこの格納構造の評価を行い,本格納構造を採用すると,(i)検索条件評価性能が評価される点の位置に依存しなくなること,(ii)ポインタ配列以外は連続領域に格納する必要はなく,挿入性能が良いこと,(iii)グラフの定義上の要素数が多い場合は格納オーバヘッドも少なくできることを明らかにした.本格納構造は,検索と更新がともに要求され,検索条件が固定的でない,複合オブジェクトの設計といった分野のデータベースにおいて有効である.また,本格納構造は,グラフの要素名を利用した要素への直接アクセスを可能としており,同一要素名の要素がたかだか一つの場合に特に有効である.
- 1995-03-25
論文 | ランダム
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