ハイパクロスバ網における適応ルーチングの導入とその評価
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概要
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本論文では,超並列計算機用ネットワークとして高い柔軟性と拡張性をもつハイパクロスバ網を取り上げ,非定型処理における性能評価を計算機シミュレーションと理論的評価の両面から行う.またその性能を更に向上させるために,動的経路決定に基づく適応型ルーチングの実現法を提案し,計算機シミュレーションを通じてその性能評価を行う.その結果,適応型ルーチングを導入したハイパクロスバ網は,ランダムな転送においてもピーク性能の45%程度のスループットをもち,特にホットスポットが生じるようなアプリケーションではその導入の効果は極めて高く,固定ルーチングの場合に比べ最大で約8倍の転送性能が維持できることが確認された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-02-25
著者
-
三島 健
東京大学先端科学技術研究センター
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朴 泰祐
筑波大学電子・情報工学系
-
板倉 憲一
筑波大学電子・情報工学系
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曽根 猛
筑波大学電子・情報工学系
-
中村 宏
筑波大学電子・情報工学系
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中澤 喜三郎
筑波大学電子・情報工学系
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三島 健
筑波大学電子・情報工学系
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板倉 憲一
筑波大学計算物理学研究センター
-
曽根 猛
株式会社日立製作所汎用コンピュータ事業部
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