データ駆動型プロセッサQfaにおけるマッチングメモリの検討
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概要
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我々は, VLSI化時代に適した設計手法である流れ形処理機構を採用したリング型パイプライン型のデータ駆動型プロセッサQfa-xの構成法の検討を進めている. Qfa-xの発火検出のためのマッチングメモリは, ハッシュメモリ(HM)とハッシュ衝突を吸収するための連想記憶(CAM)で構成されている. しかし組込み可能なCAMのサイズは限られており, ハッシュ衝突を必ず回避できるとは限らない. そこで, ハッシュ衝突による待ち合せの失敗を回避するために, 本論文では同一のハッシュアドレスを複数のパケットが共有できる構成の, 並列化ハッシュメモリ(PHM)を採用した方式を提案する. Qfa-0の対検出機構をPHMと置き換えて使用することで高い対検出能力を得られる. またPHMは従来のHMと同等のハードウェア規模で実現可能であり, 従来のものと置換えを行う場合にプロセッサ側から見て特別な変更を必要としないため, 容易に組込みが可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-25
著者
-
齋藤 和宏
福井大学情報工学科:(現)(株)メガチップス
-
荒木 新一郎
福井大学情報工学科
-
浅田 勝彦
福井大学情報工学科
-
買手 彰久
福井大学情報工学科
-
荒木 新一郎
福井大学工学科情報工学科
-
買手 彰久
福井大学情報工学科:(現)三菱電機株式会社マイコン・asic事業統括部
-
浅田 勝彦
福井大 工
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