Al電解コンデンサ陽極はくの貫通形ピット内部の特性解析
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概要
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陽極はくの貫通形ピット内部は全容量の大部分を保ちその内部動向の解明はコンデンサ特性要因等の本質的究明に肝要である.従って,その認識を飛躍させる目的で原理と実態と創意を生かし対処した.まず,通常稼働下にあるピット内部状態を想定し,移動電荷の存在確率と関連づけた経路抵抗構想をふまえ新並列形分布C-R等価回路を与え,その特性解析からピット内特性の把握を可能にした.また,ピット最深部隣接の微小単位酸化膜帯とピット口間を往来の移動電荷の経路岐路(1)のtanδがピット内基準*tanδの1.5倍相当と明示.そのtanδ_1とピット内部に期待されるtanδ規格との等式は限界ƒ(周波数)判定関連に役立つことを提案.判定式は基準要素主体の簡易構成ながら諸要諦を保持し,その内部動向を掌握し,活用効果の可能性は大きい.次に,ピット内部インピーダンスZの基本式を既知Z代表式との対比の中で合理的に導出.また,後者の複雑な錯誤を明白にした.更に,限界ƒ判定式と新Z基本式の相互関係および両者の相補性をも明らかにしたのでピット内の解析手法の骨格は完備された.それらは一般分布C-R回路解析にも新知見を供する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-25
著者
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