指数型分布族におけるパラメータ推定のためのこう配法の最良化
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概要
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指数型分布族におけるパラメータ推定に用いられる代表的な方法として, Kullback情報量を目的関数とするこう配法がある. Bianchiらは, 指数型分布族におけるパラメータ推定のための1次のこう配法(最急降下法)において, Kullback情報量の変化の下限が可能な限り大きくなるようにステップ幅を決め, それを用いたときの下限と上限を評価した. 本論文では, 指数型分布族における1次のこう配法において, Kullback情報量変化の下限が最大になるように, こう配法開始時に既知である十分統計量を用いたステップ幅を用いてこう配法を最良化し, Bianchiらが評価したKullback情報量変化の下限と上限を改良(大きく)できることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-25