損失関数を考慮した拡張事後密度の漸近正規性(情報論的学習理論論文小特集)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
漸近正規性は統計的推測における本質的な性質である.例えば, J.Rissanenは最ゆう推定量の漸近正規性のもとで, ユニバーサル符号化, ユニバーサル予測, ユニバーサルモデル化に関する重要な性質を導いている.本論文では, 損失関数を考慮した場合のパラメータの拡張事後密度を定式化する.従来, ベイズルールに基づく事後確率密度や拡張確率的コンプレキシティ(ESC)のための拡張事後密度が示されているが, 本論文で定義する拡張事後密度は, 損失に対し単調減少, 事前確率に対し単調増加のみを仮定しただけの密度関数である.更に, 漸近正規性のために必要な密度関数のもつべき条件を示す.これにより漸近正規性という観点から, 損失関数を考慮した場合の拡張事後密度として望ましい形が再認識される.本論文で議論する拡張事後密度の漸近正規性は, 確率測度の法則収束の意味とは異なるが, 適当な条件のもとでベイズ事後確率密度が漸近正規性を満たすことが知られているように, 本質的な性質といえる.本論文ではこの漸近正規性がいくつかの重要な結果を導くことを示す.
- 2000-06-25
論文 | ランダム
- もはや専門店の専門店たる魅力を取り返すすべはないのか--"専客店"への転換による顧客シェア確保に活路を見出せ (特集:ストア・プレゼンス--喪失したレ-ゾンデ-トル再構築への視点)
- サンプリングの基本はハンドtoハンド--商品価値を実体化するにはまず使ってもらわなくてはならない (特集 プレゼンス・マ-ケティング--モノの存在感を表現するのは街角と店頭だ)
- Clear cell adenocarcinoma of the tunica vaginalis of the testis with an adjacent uterus-like tissue
- Invasive bladder carcinoma in a patient with Behcet's disease
- モリブデンブルー-メチルイソブチルケトン抽出法によるバナジウム(V)の吸光光度定量(ノート)