空間型共同作業の評価方法の提案とその利用
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概要
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従来のグループウェアに関する研究は,机上で行われるような2次元平面的な作業支援がほとんどであった.しかし,製造業への応用や,より自由なコミュニケーションへの応用を考えると3次元空間内で3次元的な動作や形状を扱うことのできるグループウェアに関する研究が必要である.そこで,3次元的な環境で行われる共同作業を空間型共同作業と名づけた.空間型共同作業を評価し理解するための手法として視野解析,発話数解析,言語表現解析を提案した.そして,この手法を利用して実験的な作業を解析した結果,空間型共同作業を支援するためのグループウェアには,双方向の実画像通信,非言語的表現手段の提供,視点の位置的可変性,視点の共有性,ディスプレイの位置的可変性,可確認性が必要であることを明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-25
著者
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