複素係数伝達関数における虚軸上の伝送零点の一実現法

元データ 1993-11-25 社団法人電子情報通信学会

概要

本論文は虚軸上に伝送零点をもつ複素係数伝達関数を,実抵抗終端された虚数抵抗を含むリアクタンス回路で実現する方法を提案したものである.そしてこれを複素係数ウェーブディジタルフィルタの参照回路と考えることにより,虚軸上に伝送零点をもつ複素係数ディジタルフィルタを実現する.また,虚軸上の伝送零点を実現するにあたり,実係数理論である藤沢氏の構成法^<(1)>を参考にし,新たに複素係数mid-series,複素係数mid-shunt low-pass ladder回路を提案する.これにより,相互インダクタンスを用いることなく虚数抵抗とLC素子のみで伝送零点の実現が可能となる.なお,本論文ではこの回路が構成できるための十分条件を与えている.最後に構成例を示し,他の構成法との比較を行い,本構成法の低感度性を示す.

著者

高橋 進一 慶応義塾大学理工学部電気工学科
高橋 進一 慶應義塾大学理工学部電気工学科
森本 悦朗 慶応義塾大学理工学部電気工学科

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