量子ガウス状態の制御(<特集>量子情報理論とその応用)
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概要
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どのような量子系を構成すれば量子状態を望むように制御できるか, そして量子状態を制御する際に従わなければならない量子力学の原理に基づいた物理的な限界を解析すること, それが本論文の目的である.ここでは制御する対象をガウス状態と呼ばれる量子状態に限って考察する.これはランダムな放射光や, コヒーレント光などえお表現するのに用いられる汎用性のある量子状態である.まず, この量子状態に関する位置と運動量の平均値が可制御であるための必要十分条件が求められる.つぎに, その二つの平均値を同時に安定化しながら分散を最小化する問題が, 最適レギュレータ問題に帰着されることが示される.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-25
著者
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