受動的冗長化における補償器群の高度な協調秩序
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概要
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耐故障性などの目的で制御対象に複数の補償器を接続して同時に稼働させることはよく行われている. 従来このような制御における補償器群の中での協調秩序の概念は不明確であったが, 本論文はそれを明らかにするような一つの概念と数理モデルを与える. 制御対象に複数個の補償器を接続して, いくつかの補償器が不稼働となった場合でも制御系が安定に保たれるようにすることを受動的冗長化という. 本論文ではこの議論を基礎として, n(≧2)個の補償器群の中における負荷の分担という観点で, どの補償器も必ず他に恩恵を与えるという新しい協調の概念を定式化する. すなわち, 個々の存在自体がn個の補償器群の中で積極的な意義をもつことになる. この高度な協調秩序が実現可能であることを示す.
- 1997-03-25
論文 | ランダム
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