画像修復に対する統計力学的反復計算法
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概要
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画像修復に対する統計力学的手法であるマルコフ確率場モデルの方法において, 線過程に対する新しい方法を提唱する. 本論文では, 2値画像において原画像におけるエッジの長さ, エッジの角の個数を何らかの方法で知ることができると仮定し, そのエッジの長さとエッジの角の個数に対する拘束条件の下で観測画像にできるだけ近い画像を修復画像として得ようという最小値問題を考えることにより, 2値画像の修復に対するマルコフ確率場モデルを導出する. 従来, 線過程は最近接格子点間におけるエッジ状態を新たに定義することにより考慮されていた. 本論文では, エッジの角の個数に対する拘束条件を事前知識として考慮することにより, エッジ状態を新たに定義することなく各格子点における状態のみを用いて線過程を考慮することが可能であることを示す.
- 1997-01-25
著者
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