実数値データ列に適用する離散フーリエ変換(DFT)の新しい高速演算アルゴリズム
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概要
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本論文では, 実数値データ列に適用する離散フーリエ変換(DFT)の新しい高速演算アルゴリズムを提案する. この演算アルゴリズムは, 長さNの実数値データ列に適用するDFTをデータ列の偶数項に係る長さN/2のDFTとデータ列の奇数項に係る長さN/4の二つの離散コサイン変換(DCT)の組合せに分解して演算するものである. それは, 実数値データ列に適用するDFTについて, 最終段を除く各段階のすべての計算点の演算結果が実数値となるように In-place処理で演算できる. そして, DFTを直接的に演算することから, 従来からの実数演算による In-place処理の演算アルゴリズムである離散ハートレー変換(DHT)を用いる方法に比べ, 原理的に計算回数が少ないという特質をもつ.
- 1997-01-25
著者
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