経路案内情報がナビゲーションに及ぼす影響(空間認知と経路選択)(<特集>空間情報認知特性の基礎と応用論文)

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概要

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人は空間を移動する際,外界に存在する様々な情報を利用する.本研究では,こうした情報のうち経路案内情報に着目し,一般に利用されている経路案内情報の特徴を明らかにした上で,その特徴を有する経路案内情報がナビゲーション過程に及ぼす影響ついて分析した.経路案内情報に従って実際に人が目的地まで移動するプロセスを詳細に分析した結果,移動中に外界から獲得される環境情報や内的資源を利用して,経路案内情報の解釈の揺らぎを解消し移動経路を決定したり,移動誤りに気づき移動経路を補正したりすることを確認した.更に,この実験を通して得られた外観や高さ・形状といった視覚的に利用しやすい3次元情報の有効性についても検証した.経路案内情報として3次元CGを利用したナビゲーション実験を行った結果,視覚的な3次元情報は外界からの目標物の探索に有効であることを確認した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-01-01

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