チャープ系列に基づく相互相関の尖頭値が最小な任意周期の直交周期複素数系列セットの生成法
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概要
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本論文では,任意周期で相互相関の尖頭値が最小な直交周期複素数系列セットを導出できる,チャープ系列に基づく新しい直交周期複素数系列セットの生成法を提案している.はじめに,チャープ系列を逆離散フーリエ変換して得られる多相直交周期系列に関する実用的範囲で実証されている大上・岡久の予想を用いて,相互相関の尖頭値が最小となる周期Nとチャープ系列パラメータRとの関係式を導き,任意周期で相互相関の尖頭値が最小な直交周期複素数系列対の生成法を明らかにしている.次に,任意周期で,セットの任意の二つの系列の相互相関の尖頭値が最小となる直交周期複素数系列セットの生成法を示し,そのセットの大きさが周期Nの最小素因数に等しいことを明らかにしている.更に,任意周期で相互相関の尖頭値が最小となる多相直交周期系列セットの生成法を示し,そのセットの大きさが周期Nの最小素囚数より1小さな値となることを明らかにしている.本生成法が従来生成できなかった周期の相互相関の尖頭値が最小な直交周期複素数系列セットを導出できかつ従来明らかにされている多相直交周期系列セットも導出できることを示している.最後に,相互相関の尖頭値が最小な直交周期系列セットの生成例を示し,相互相関の尖頭値が最小な直交周期複素数系列セット及び多相直交周期系列セットが生成できることを具体的に明らかにしている.
- 2003-03-01
論文 | ランダム
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