光周波数領域反射測定における最大エントロピー法とフーリエ変換の組合せによる像再生
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概要
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光を用いた周波数領域反射測定(OFDR:Optical Frequency Domain Reflectometry)において,像再生にフーリエ変換を用いる場合,周波数掃引範囲が有限であることやサンプリング問隔の乱れによって,孤立した反射点に対する再生像では幅が広がるなどの劣化が生ずる.一方,最大エントロピー法などの非線形スペクトル推定法では反射位置分解能が改善されることが知られているが,反射強度の測定は困難である.本論文では,最大エントロピー法により位置(距離)分解能を改善し,フーリエ変換によりスペクトル強度を決定するという両者を組み合わせた像再生法を新たに提案し,通常のフーリエ変換による像再生法と比較検討した.「二,三の孤立した反射点の検出・測定」が目的となる場合,本方法によって像劣化が著しく抑えられ反射位置と反射強度の両方を精度良く測定することができる.また,光リフレクトメータを構成して,反射測定の実験を行い,提案した「組合せ法」の有効性を確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-25
著者
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