ポリマー分散液晶を用いた偏光無依存性光ファイバ変調器
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概要
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ポリマー分散液晶 (PDLC) と2個の光ファイバ付きフェルールからなる新しい光ファイバ変調器を提案・試作し, その有用性を確認した. PDLCは, 数μm以下のサイズの液晶粒子がポリマー中に分散した構造をもち, 偏光状態に依存することなく, 光を変調することができる. 我々は, 熱硬化性プレポリマーと屈折率異方性の大きなネマティック液晶からなるPDLCを試作し, その厚さが30μm以上あれば可視光から赤外光までの広い範囲において任意の波長の光を偏光状態に依存することなく, 低損失で変調できることを明らかにした. 2本の波長1.3μm用単一モード光ファイバの間にこのPDLCを挿入した光ファイバ変調器は, 8/1〜33/1の消光, 1.3dBの挿入損失および4msの立上がり時間/立下がり時間を示した. また、双方向光通信への応用の可能性も実験により明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-22
著者
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