MgO:LiNbO_3分極反転デバイスによる青色および紫外高調波発生(半導体レーザ及び光パッシブコンポネント, 及び一般)

概要

論文の詳細を見る
SHG(Second Harmonic Generation:第2高調波発生)を用いると、光の波長を半分にできるため、赤色、赤外半導体レーザーと組み合わせて紫外〜青色域のSHGレーザーが実現できる。方式として導波路型とバルク型の2種類があり、それぞれ使い分けられている。導波路を用いたSHGは、半導体プロセスを用いた量産化、低コスト化が可能であり、光情報処理用として期待できる。またバルク結晶を1パスで用いる方式は高出力化に特徴を発揮する。本報告では、この両方式に効果的な位相整合方式として周期分極反転構造を基本とした擬似位相整合法を適用したデバイスについて述べる。これは任意の波長が発生可能で、かつ高い非線形性を利用できるという特長を有するため半導体レーザと組み合わせて各方面での展開を図ることができる。特に注目されている短周期分極反転を基本とした擬似位相整合方式を用いたSHGデバイスについて紫外〜青色発生を中心に、導波路型およびバルク型について紹介する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-12-12