単側波帯QPSK方式における符号間干渉特性とターボ等化の性能(ブロードバンド無線アクセス技術, IPをサポートする無線アクセス技術, 光無線システム, 無線通信一般, およびRCS/CS各研究会一般テーマ)
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概要
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QPSK信号の同相成分と直交成分の両方を単一搬送波周波数の片側のスペクトルに変換し, 帯域幅を通常のQPSK方式の半分にした新たな単側波帯QPSK変復調方式を提案する.まず, 変調の原理および変調器について述べる.つぎに, 復調器ではBPFにおける整合フィルタを考慮して検波信号を解析する.また, BPF整合フィルタの低域等価フィルタを明らかにする.このSSB受信機のベースバンド出力信号には符号間干渉が発生し, また雑音には相関がある.そのため, 信号検出にはターボ等化器を用いる.対数尤度によるソフトキャンセラで除去できない符号間干渉の抑圧と雑音の相関の白色化には, 最小2乗法で制御される線形等化器を用いる.性能を確認するために計算機シミュレーションを行う.送信側ではルートロールオフ波形整形を行い, ヒルベルト変換波形には窓関数を乗算してパルス長の短縮を行う.その結果, 低速の非周波数選択性レイリーフェージング環境において, ターボ符号化された16QAMより良い平均ビット誤り率特性が得られることを確認した.
- 2005-01-21
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