アレープロセッシングMLSEによるパスダイバーシチ受信の室内実験結果

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概要

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本稿では、拘束条件付きSample Matrix Inversion(SMI)アレーとMaximum Likelihood Sequence Estimation(MLSE)を用いたパスダイバーシチ受信方式の試作を行ない、フェージングシミュレータを用いた室内伝送実験により周波数選択性フェージング環境下でのビット誤り率(BER)特性を評価した結果を報告する。試作装置の伝送速度は4.096Mb/s、IF/RF周波数は245MHz/3.35GHz、アレーアンテナ素子数は4、アレーウェイトの適応制御はディジタル信号処理により行なう構成とした。実験結果より、提案方式が空間ダイバーシチ利得だけでなくパスダイバーシチ利得も得ることができるため、従来のSMIアダプティブアレー単体と比較してBER特性を大幅に改善できることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-01-21

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