新世代ワイヤレスアクセスシステムにおけるハンドオーバ方式に関する検討 : 概要と基礎検討(無線通信一般)
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概要
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現在,諸機関において新世代(第4世代)ワイヤレスアクセスシステムについて検討が行われている.このシステムにおいては,高速移動時においても100Mbps以上のトラヒックが有線のみならず無線回線においても伝送される可能性がある.また,既存システムとのシームレス接続も期待される.本稿では,このような高トラヒックの情報が伝送された場合においても高速移動時にセル間ハンドオーバが可能であり,現在のIPネットワークにおいても使用可能なハンドオーバシステム,インターセクトハンドオーバ(intersecthandover:ISH)を提案する.提案方式においては,各セルにおけるアクゼスボイント,移動局間の新ワイヤレスアクセスシステムを用いた通信路はイーサーネットフレームを透過させ,インターセクト(IS)アダプタにそれぞれのセルごとに接続されている.各ISアダプタ間の通信は、ISパケットと呼ぶパケットを利用して行われ,制御情報,メッセージの送達確認等もISパケットを用いて効率よく高速に通信され,ハンドオーバの効率化のみならず,高速化も図ることができる.加えてISアダプタと移動局との間はGRE(GenericRoutingEncapsulation)パケットを利用して商用IPネットワークにおいてもメッセージの送達確認を行いつつ通信が可能となる.本稿では特にISHの概要と試作装置による基礎検討を行う.
- 2004-08-19
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