対角化最尤復号器を用いた空間時間/空間周波数ブロック符号化OFDM(ST/SF-OFDM with DMLD)(無線通信システム一般)
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概要
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近年,空間時間ブロック符号(STBC)をOFDMに適用した空間時間ブロック符号化OFDM(ST-OFDM)が報告されている.また,ブロック符号を空間周波数領域で形成する空間周波数ブロック符号化OFDM(SF-OFDM)も報告されている.ST-OFDMとSF-OFDMは,それぞれマルチパス環境下及び高速フェージング環境下で優れた特性を達成することが知られている.各方式で受信信号を分離するのに必要な直交条件は,ST-OFDMでは連続する2OFDMシンボルで周波数応答が等しいこと,SF-OFDMでは隣接する2サブキャリアで周波数応答が等しいことである.しかし,実際のフェージング環境では,これらの直交条件はしばしば満たされない,そのような場合,受信信号をうまく分離することができず,特性が劣化してしまう.一方,STBCに対し,高速フェージング環境においてもSTBCの直交性を保つことができ,従来復号器とほぼ等しい複雑さを持つ対角化最尤復号器(DMLD)が提案されている.本研究では,ST/SF-OFDMにDMLDを適用することで,高速フェージング環境及びマルチパス環境といった劣悪な環境下でも,ST/SFBCの直交性を維持し,優れた特性を達成し得る2方式を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-05-16
著者
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