OME2000-45 長鎖分子真空蒸着薄膜の分子配向機構
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概要
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長鎖分子の真空蒸着薄膜における分子配向について、異方性結晶成長を考慮した単純なモデルによる説明を試みた。気相からの吸着、基板上での表面拡散、基板表面からの再蒸発、クラスターへの捕獲、クラスターからの再蒸発、クラスター内部での再配向などの素過程において、各過程での分子の異方性を考慮した。また、初期核が平行と垂直配向の間で熱平衡状態にあるものと仮定した。これらの過程を微分方程式によって表現し、その解を数値計算によって求めた。その結果、高基板温度で垂直配向が優先的になるという従来からの実験結果を、このモデルにより定性的に説明できることが示された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-07-21
著者
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