表面プラズモン共鳴免疫センサの高感度化のための表面設計

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概要

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表面プラズモン共鳴(SPR)方式免疫センサの高感度化を目指し、金属薄膜基板の表面への抗原(抗体)の固定化について種々の方法を検討した。この時、基板にヒトアルプミンを固定化し、フローインジェクションシステムで、抗ヒトアルプミン抗体を注入したときの共鳴角度変化を調べた。その結果、物理吸着よりも共有結合で抗原を基板に固定化した方が安定性が良いことがわかった。また、水溶性高分子膜であるヒドロキシエチルスターチや硫酸化デキストランを抗原固定化担体として用いることを試みた。その場合、抗原を膜に固定化した後、水素化ホウ素ナトリウムでシッフ結合を還元処理すると、繰り返し応答性が高いことがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-06-27

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