汎用を目指した自動文書画像認識システム : 要素抽出技術の問題点と検討

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概要

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全自動で本や文書を認識理解するシステムを作成している。その際生じる問題点に対する対策として、本稿では、種々の文書構成要素を抽出する方法について検討したので、その結果を報告する。ひとつは自動的に有効ページ領域を抽出する方法であり、特にイメージスキャナから入力された本の見開き画像から、それぞれの有効ページ領域の取り出し法を考案し、実験により良好な結果を得た。次に、週刊誌などに多く見られる多様に表現された点線の抽出法と点線による囲み枠の抽出法を検討した。点線抽出では点線らしさの評価法により多様な点線も抽出することが可能になった。さらに抽出された線分の関係表から囲み枠の抽出も高精度で可能になった。また、頑健なルビ文字抽出法についても述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-22

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